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スターダム選手会長、世IV虎引退で謝罪「責任は団体、選手全員に」

[ 2015年6月3日 17:56 ]

 女子プロレス団体「スターダム」で選手会長を務める宝城カイリ(26)が3日、自身のブログを更新。「スターダム選手会より皆様へ」と題した文章を掲載し、所属選手の世IV虎(よしこ=21)引退発表で混乱を招いたことをファン、関係者に謝罪した。

 世IV虎は2月22日の東京・後楽園ホール大会で行われたタイトルマッチ「ワールド・オブ・スターダム選手権」で挑戦者の安川惡斗(28)に左眼窩底骨折などの重傷を負わせたとしてベルト剥奪、無期限出場停止の処分を受けた。その後、沈黙を守っていたが、5月31日に団体を通じて引退を発表。しかしインターネット上などでは、団体側の責任を問う声が多く上がっていた。

 カイリはまず、世IV虎の引退について「ファンの皆様をはじめ関係者の方にご心配をおかけしましたこと、お騒がせしてしまいましたこと、スターダム選手会より深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」と謝罪。そして世IV虎と安川の“凄惨マッチ”について「誰か個人にだけ責任があるわけではありません。事件が起こった事、結果的に世IV虎さんに引退という決断をさせてしまった事、これらの責任はスターダムという団体、選手全員にあります」と団体と選手全員で責任を背負っていくとした。

 選手会長として「選手を守るため、そして会社と選手をつなぐ役割を果たせるよう、選手会としてもより努力し、考え、力をつけていきたいと思っています」と決意をつづったカイリ。仲間だった世IV虎については「選手一同心苦しく複雑な心境ですが、世IV虎さんが長い時間をかけて心から悩んで決断に至ったという旨をお聞きし、そのご意思を尊重したいと思います」としている。

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2015年6月3日のニュース