粟生　２年半ぶり12Ｒスパー、３階級制覇へ「問題なく動けた」

ＷＢＯ世界ライト級王座決定戦１２回戦 同級２位・粟生隆寛―同級５位レイムンド・ベルトラン

（5月1日 米国・ラスベガス）
　聖地ラスベガスで世界３階級制覇に挑む粟生隆寛（３１＝帝拳）が都内で約２年半ぶりにレイムンド・ベルトラン（３３＝メキシコ）との本番を想定した１２ラウンドのスパーリングを行い、外国人パートナーを相手に軽快な動きを見せた。

　ＷＢＣスーパーフェザー級のベルトを失った１２年１０月のディアス（メキシコ）戦の時以来の長丁場だったが、終盤でも運動量は落ちず「何も問題なく動けた。いいんじゃないですか」と納得の表情だ。減量は従来より早く始めており「いい感じで落とせている。もう射程圏内」と調整に自信を示した。