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井上 初防衛戦先送り…拳負傷の完治まで数カ月の見通し

[ 2015年2月25日 05:30 ]

右拳痛で防衛戦が延期となったWBO世界スーパーフライ級王者の井上尚弥

 ボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者の井上尚弥(21=大橋)は5月に予定されていた初防衛戦が先送りとなった。所属の大橋ジムが「世界戦で痛めた拳の治療のため数カ月間、防衛戦を延期する」と発表した。井上は昨年12月30日に同級王者だったオマール・ナルバエス(39=アルゼンチン)とのタイトル戦で2回KO勝利を挙げたが、右拳を負傷。完治まで時間がかかる見通しとなり、24日の発表に至った。

 1月に行われた14年度年間優秀選手表彰式では、初防衛戦について「ランク1位の選手とやりたい」と強気に話していた。大橋ジムも本人の希望をかなえるため、1月のランク1位(最新は5位)だった16戦16勝(8KO)のマックジョー・アローヨ(29=プエルトリコ)や最新ランク1位のワーリト・パレナス(31=フィリピン)らと交渉に入る予定だった。回復状況にもよるが、初防衛戦は早くても8月以降となりそうだ。

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2015年2月25日のニュース