村田　４１歳葛西から刺激　初海外戦へ「年齢の問題ではない」

プロ３戦目の行われるマカオに向けて出発する村田

ミドル級契約 村田諒太（三迫）ＶＳカルロス・ナシメント（ブラジル）

（2月22日 中国・マカオ）
　ボクシングのロンドン五輪男子ミドル級金メダリスト村田諒太（２８）が１８日、プロ３戦目の行われる中国・マカオ入りした。

　プロ初の海外での試合を前に、テレビで日の丸戦士の活躍をチェックしてきた。最も印象に残っているのはジャンプ男子で２つのメダルを獲得した葛西紀明。「ここをゴールとせず、次の五輪を目指す精神力は別次元です。尊敬します。自分も遅いプロデビューと言われるけれど、年齢の問題ではない。成長できると思うからやる」と４１歳のレジェンドに刺激を受けた。

　既に体重はリミットまで落ちており、準備は万全だ。マカオはラスベガスに続くボクシングの聖地と期待される街。「これから世界の中心となるカジノの大きな舞台で試合ができるのはうれしい。全力でいい試合をしたい」。金メダリストは久々の世界の大舞台を楽しみにしていた。