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山中 4連続KO防衛だ「神の左」プラス「足」も強化

[ 2013年11月10日 06:00 ]

計量を終えにらみ合う山中(左)とゲバラ

WBC世界バンタム級タイトルマッチ 王者・山中慎介―同級8位アルベルト・ゲバラ(メキシコ)

(11月10日 東京・両国国技館)
 前日計量が9日に都内で行われ、5度目の防衛を目指す王者・山中はリミットの53・5キロ、挑戦者ゲバラは53・3キロで、それぞれ一発クリアした。山中は今回KO勝ちすれば、元WBC世界スーパーバンタム級王者・西岡利晃らに並び日本人世界王者歴代3位の4連続KO防衛となる。

 計量を終えた山中はカメラマンの要求に応え、ぎりぎりまで顔を近づけてゲバラとにらみ合った。山中は「向き合って一気に気合が入りました。優しそうな顔にだまされないようにしたい」と気を引き締めた。

 山中と言えば「神の左」と呼ばれる左拳に注目が集まるが、指導する大和心トレーナー(38)は「足が大事なんです。今回もそこを磨いてきました」とステップを強化してきたことを明かした。今回は「半歩踏み込むフェイント」を入れた新たなものも用意。同トレーナーは「慎介は足で攻めて足で守る選手。相手は慎介のステップのパターンを分かっていても対応できない」と自信を見せた。KOで勝てば、尊敬するジムの先輩の西岡らに並ぶ4連続KO防衛となる。山中は「強烈なのを見られますよ」と自信たっぷりにKOを約束した。

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2013年11月10日のニュース