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名城 血まみれ判定負け 2度目の世界王座返り咲きならず

[ 2013年9月4日 06:00 ]

7回、デンカオセーン(左)のパンチを浴びる名城

プロボクシング WBA世界スーパーフライ級暫定王座決定戦12回戦 デンカオセーン 判定 名城信男

(9月3日 タイ)
 2度目の世界王座返り咲きはならなかった。敵地で判定1―2で屈した名城は「うまく逃げられていなされた。2回に頭を切り、負傷判定になったらいや、という焦りがあった」と話した。

 果敢に攻めながら流れを引き寄せられない。接近戦に持ち込もうとした後半も相手のクリンチで決め手を欠いた。アウェーで一番避けたかった判定勝負に持ち込まれた。「(地元判定は)分かっていたこと。悔しいが理由にならない」と認めた。

 一度は引退を表明しながら今回の世界戦にこぎ着けた。今後については「帰ってゆっくり考える。残念やったです、ほんま」と悔しさをにじませた。好結果を出せなかった名城に、厳しい現実が突きつけられた。

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