山中　海外進出へ「西岡の道」！浜田代表「資格十分」

スポニチ本紙一面を手にし「神の左」を披露する山中

　ＷＢＣ世界バンタム級王者の山中慎介（３０＝帝拳）は初回ＫＯ勝ちでの４度目の防衛成功から一夜明けた１３日、都内で会見し「少し物足りなかったので、朝から（ジムで２０分）走って汗を出してきました」と笑顔を見せた。

　前夜はＷＢＯ同級王者の亀田和毅に王座統一戦を呼び掛けたが「今後は自分では決められない。とりあえず強い選手とやりたい」とだけ語った。帝拳ジムの浜田剛史代表は「西岡が海外への道を開いたが、その西岡の道に進んできた。資格は十分」と海外進出へゴーサインを出した。帝拳ジムの先輩、西岡利晃はメキシコで防衛に成功するなど海外で名を売って６度目の防衛戦で本場ラスベガスに進出、ラストマッチでは４階級制覇王者のドネア（フィリピン）と拳を交えた。山中もあとはタイミングの問題だ。年内は関西圏での防衛戦を予定しており、海外進出は来年以降になる。王座統一戦にラスベガス進出…。夢が以前にも増して現実味を帯びてきた。