井上　８月、故郷座間で日本王座挑戦！奪取なら最短タイ

王者・田口（左）に挑戦する井上

日本ライトフライ級タイトルマッチ 田口良一―井上尚弥

（8月25日 神奈川県座間市民体育館）
　ボクシングのアマ７冠のホープ、井上尚弥（２０＝大橋）が８月２５日に故郷の神奈川県座間市民体育館で、日本ライトフライ級王者の田口良一（２６＝ワタナベ）に挑戦することが発表された。

　プロ４戦目で王座に就けば日本のジム所属選手では最短タイで、９０年の辰吉丈一郎以来５人目の快挙。「辰吉さんぐらい認められるように、しっかり勝って、記録をつくりたい」と目を輝かせた。

　さらにベルト以上に狙っているのが、世界ランク入りだ。現在ＷＢＡ世界３位の田口に勝てば、世界ランク上位に入り世界挑戦の資格を得る。大橋秀行会長は「勝てば、この流れで５戦目か６戦目で（世界挑戦が）いける。井岡の記録を塗り替えられる」と井岡一翔の７戦目を更新する日本最速の世界王座獲得を目指す考えだ。さらに同会長はＷＢＡ同級王者の井岡との直接対決についても「いつか必ずやりたい」と語った。

　過去３戦は後楽園ホールだったが、今回は初の地元開催。「いつも以上に気合が入っている」。日本のホープは座間から世界を狙っていく。