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内山 WBC王者三浦と2団体統一戦「興味ある」

[ 2013年5月2日 06:00 ]

熱のこもった練習を行う内山

プロボクシング WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦 王者・内山高志―ハイデル・パーラ

(5月6日 大田区総合体育館)
 WBA世界スーパーフェザー級王者・内山が1日、都内で練習を公開した。2ラウンドのスパーリングでは持ち味の強打を披露したが、陣営は7度目の防衛成功後にWBC王者・三浦隆司(28=帝拳)との統一戦を構想。11年1月の防衛戦で三浦に完勝した内山も前向きで、試合後に2年ぶりの再戦交渉が始まる可能性が出てきた。

 軽めながら、内山は右カウンター、左フックに左右のボディーを織り交ぜた質の高いスパーリングを見せた。10位のパーラは格下と見られており「試合をしてみて(作戦は)考える」と余裕をうかがわせた。ワタナベジム・渡辺均会長も「油断してはいけない」と前置きしながらも「三浦、OKですよ。向こう(帝拳)がよければ」と次戦の構想を明かす。三浦側に指名試合の期限や統括団体の許可などの問題はあるが「うちは問題ない」と話した。

 2年前の対戦では、内山が三浦を翻ろうし一方的な内容で8回終了TKO勝ちした。再戦は勝者側にメリットがないが、内山も「三浦はベルトを獲って気持ちが乗っているし、強くなっている。興味はある」と話す。当日はテレビ中継のゲストとして三浦も来場する。元WBC王者・粟生隆寛(帝拳)との統一戦は流れたが、再び「日本人同士の統一戦」という目標が生まれた内山に、「7度目」のマンネリはなさそうだ。

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2013年5月2日のニュース