金メダリスト村田　母校を訪問「可能性にチャレンジを」

　ロンドン五輪のボクシングで金メダルを獲得した村田諒太（２６）が２０日、母校の南京都高校（京都府精華町）を訪問し、在校生ら約７２０人を前に「みんなも自分の可能性にチャレンジして」と呼び掛けた。

　村田は「自分もボクシングを始めてから逃げ出したこともある。今があるのは、高校で恩師との出会いがあったから」と高校時代を振り返った。

　メダルを取ってから生活が変わったかとの後輩の質問には「ロードワークをしていたら中学生に追いかけられて大変だった」と笑いを誘った。

　ボクシング部３年の青木花恋さん（１８）は「話を聞いてやっぱりすごい人だと思った。追いつくことはできないかもしれないが一歩でも近づきたい」と語った。

　奈良市出身の村田は２０日、奈良県庁と京都府庁も訪問。奈良県民栄誉賞と京都府スポーツ賞特別栄誉賞を授与された。