淵上 完敗「大きな世界王者の力が身をもって分かった」
プロボクシングのWBA世界ミドル級タイトルマッチは12日(日本時間13日)、ウクライナで行われ、挑戦者の淵上誠(28=八王子中屋)は3回TKOで敗れ、日本人選手による海外世界挑戦は36回連続で失敗となった。
玉砕覚悟で挑んだ淵上が壮絶に散った。1回から王者ゲンナジー・ゴロフキン(30=カザフスタン)の攻勢で受け身に回り2回、右を食らってダウン。続く3回にもダウンを奪われ何とか立ち上がったが、矢継ぎ早に連打を浴びてレフェリーストップとなった。無敗の王者を相手に「1%の可能性に懸ける」と意気込んでいたが、世界初挑戦はほろ苦い結果に終わった。「自分の力を出すこともできないくらい、大きな世界王者の力が、身をもって分かった」とがっくり。「自分ももっともっと強くなって、頑張っていきたい」と、再び世界の舞台に戻ることを誓った。
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