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多田悦子 最多に並ぶV7!安藤は初防衛

[ 2012年2月19日 19:21 ]

7度目の防衛を果たし、ガッツポーズの多田悦子

 世界ボクシング協会(WBA)女子ダブルタイトルマッチ各10回戦は19日、大阪・よみうり文化センター千里中央で行われ、ミニマム級チャンピオンの多田悦子(フュチュール)が同級7位のマリア・サリナス(メキシコ)を3―0の判定で下して7度目の防衛に成功、日本女子の世界王座最多防衛記録に並んだ。

 ライトミニマム級王者の安藤麻里(フュチュール)は同級4位のマリア・ヒメネス(メキシコ)に3―0で判定勝ちし、初防衛。

 多田は挑戦者の強打に苦しんだが足を使ってポイントを奪い、世界ボクシング評議会(WBC)ライトフライ級王者の富樫直美(ワタナベ)、同アトム級王者の小関桃(青木)の防衛回数に並んだ。安藤は有効打とスタミナで相手を上回った。

 日本のジムに所属する女子の現役世界王者は6人のまま。

 ▽多田悦子の話 勝てたのはめちゃくちゃうれしい。でも思った以上に自分のボクシングはできなかった。サウスポーが相手で重圧があったが、一歩乗り越えたと思う。

 ▽マリア・サリナスの話 激しい試合ができた。自分の力は出し切った。王者はもっと強いと思っていた。再戦したら勝つ。

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