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秘策はドラゴンボール?亀田興毅「長男だけコケたら情けない」

[ 2010年12月16日 14:09 ]

計20キロの重りをつけてドラゴンボールのかめはめ波を打つポーズをする亀田興毅

 26日のボクシングWBA世界バンタム級王座決定戦(亀田祭り、さいたまスーパーアリーナ)に臨む亀田興毅(24=亀田)が16日、都内の亀田ジムで2ラウンドのミット打ちなど約30分の練習を公開。その後に会見を行い、日本人初の3階級制覇へ意気込みを語った。

 決戦が10日後に迫った亀田興は「いよいよ来たな。(ベルトは)3つで1つと思っている。3つ獲って初めて世界王者だと言える」と決意を口にした。今月に入って対戦相手が同級5位アレクサンデル・ムニョス(31=ベネズエラ)に決定。「相手のビデオは見ていない。イメージは出来てたから大丈夫」と余裕の口ぶりだが、日本人選手に7戦3KO無敗とあって「パンチはあるから気をつけないと。一発もらったら三途の川渡るからな」と警戒も忘れなかった。

 頭で描く試合プランは「パッキャオをイメージしている」と6階級制覇しているフィリピンの国民的英雄の名前を挙げた。「下の階級から上げていったから俺の方がスピードはある。動いて、入るときは入って一方的に打つ」とフットワークと手数で勝負する構えだ。

 この日は持ち味のスピードを強化するためにフィリピン合宿でも行った“亀仙人流トレ”も公開。「ドラゴンボールでもやってたやろ」と主人公の孫悟空が師匠の亀仙人のもとで行った20キロの甲羅を背負って走る修行からヒントを得た計20キロの重りを背負ってのシャドーボクシングを披露した。

 26日の試合では初めて亀田3兄弟が同じ興行で競演する。2人の弟について「いつもいい試合をする」と心配はしていない。トリを飾る興毅は日本人初の3階級制覇とのプレッシャーとも戦うが「長男だけコケたら情けない。いいとこ持ってったろう!」と気勢を上げた。

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2010年12月16日のニュース