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【PPV】「ブラギング・ライツ」注目マッチの結果は…(WWEモバイル)

[ 2010年11月5日 06:00 ]

選りすぐりのスーパースターを率いたチームRAW(WWEモバイル提供)

 「ブラギング・ライツ」は現地時間10月25日、ミネソタ州ミネアポリスで開催された。

■破壊兄弟対決・第三幕、埋葬されたのは!?

 ケインとアンダーテイカーの激闘は、9月PPVでのノー・ホールズ・バード(事実上のノー・ルール形式)、10月初旬でのヘル・イン・ア・セル(リング四方と上空を金網で包囲して闘うという、逃げ場がない過酷な試合形式)とエスカレート。今回のPPVではついにベリード・アライブ(生き埋め)形式での世界ヘビー級王座戦にまで行き着いてしまった。会場に設けられた墓地で、相手を生き埋めにしなければ決着しない。相手を生き埋めにするには、徹底的に相手を弱らせねばならないのである。

 試合は、アンダーテイカーが入場途中のケインに襲いかかってスタート。リング内外どころかスタンド席へとつながる階段、機材ブース前でも凄まじい猛打戦が展開され、ついに墓地での攻防へとなだれ込んだ。アンダーテイカーはケインを墓穴へ突き落とし、さらにケインの父ポール・ベアラーも追い落とそうとした。ところが、ネクサス・メンバーが乱入してアンダーテイカーを襲撃、墓穴へ落として生き埋めにし始めた。しかし、ケインがネクサスを制止、彼はなんとショベルカーを操作してアンダーテイカーを埋葬したのだ。結果ケインは3度目の勝負でも王座を守り抜いてみせたのである。

■ブラギング・ライツPPV恒例、ブランド対抗戦!

 昨年からスタートした今PPV大会だが、その目玉はRAW対SmackDownというブランド対抗戦だ。昨年の大会ではSmackDownチームが勝利を収め、PPV大会名となっているブラギング・ライツ(自慢する権利)とトロフィーを獲得した。今大会ではザ・ミズがRAWチーム(CMパンク、ジョン・モリソン、エゼキエル・ジャクソン、サンティーノ・マレラ、Rトゥルース、シェーマス)を、ビッグショーがSmackDownチーム(レイ・ミステリオ、ジャック・スワガー、タイラー・レックス、コフィ・キングストン、アルベルト・デル・リオ、エッジ)を率いて激突した。

 試合は各スーパースターの個性が全開となる、めまぐるしい試合展開が繰り広げられていった。今回、特に目覚ましい活躍を見せたのはエッジだ。彼はキャプテンのビッグショーが敗退したあとでも気を吐き、Rトゥルース、モリソンをスピアーで撃破。終盤ではレイとの連係攻勢でRAWチームキャプテンのミズを沈めて3カウントを奪取し、勝ち取ったトロフィーを抱きながら、レイと一緒に勝ち誇って退場していった。

■ウェイド敗北ならばセコンドのシナは解雇。シナはどう動く!?
 前回PPVでウェイドに敗れたシナは、ネクサス入りを強いられ、さらにRAW GMからはウェイドへの絶対服従を命令され、背いた場合はWWEを解雇されるという条件を突きつけられた。ウェイドは、今PPVでWWE王者ランディ・オートンへの挑戦を表明しながらも、シナに“オレを試合に勝たせなければ解雇”だとセコンドを命じた。シナがウェイドを新王者へと押し上げるのか、それともオートンが王座を防衛するのか、注目のRAWブランド・メイン戦だ。

 試合は、王者オートンがウェイドのコーナーに立つシナに不信の目を向けながら始まった。序盤ではオートンが有利に試合を展開、ウェイドは援護に出ないシナにいら立ちを隠せない。中盤ではレフェリーが交錯して失神、そしてウェイドがオートンの一撃で沈められたところでネクサス・メンバーが乱入し、オートンに襲いかかった。しかし、シナがネクサス・メンバーを駆逐、怒るウェイドに対して“レフェリーに見られたら、お前は失格負けだぞ?”と反論した。試合は、その後もオートンが勢いに乗って有利に展開し、ついにフィニッシュ技を仕掛けようとした。ところが、ここでシナが乱入、自らのフィニッシュ技でウェイドを投げ、オートンを失格判定へ追いやってしまった。

 オートンはシナに王座を守らせる一方で、ウェイドを勝たせてWWE解雇をまぬがれることに成功したわけだ。しかし、ウェイドがこの結果に黙っているはずはないだろう。PPV明けのRAWをお見逃しなく!

 そのほか、基本的にRAW所属スター対SmackDown所属スターで組まれた、各試合の結果は下記のとおり。

■WWE PPV大会「ブラギング・ライツ」試合結果

【1試合目 チャンピオン vs. チャンピオン・マッチ】
○U.S.王者ダニエル・ブライアン
●インターコンチネンタル王者ドルフ・ジグラー

【2試合目 WWEタッグ王座選手権】
○ジョン・シナ&デヴィッド・オトゥンガ
●“ダッシング”コーディ・ローズ&ドリュー・マッキンタイア
※シナ&オトゥンガ組が新王者となり、WWEタッグ王座がネクサスの手に。

【3試合目】
○テッド・デビアス
●ゴールダスト

【4試合目 統一ディーバズ王座選手権】
○レイラ
●ナタリヤ
※レイ・クールが王座防衛に成功

【5試合目 ベリード・アライブ形式世界ヘビー級王座選手権】
○ケイン
●アンダーテイカー
※ネクサスがケインに加担、ケインは王座防衛に成功

【6試合目 7対7エリミネーション形式ブランド対抗戦】
○SmackDownチーム 
●RAWチーム
※エッジがミズにピンフォール勝ちして決着

【7試合目 WWE王座選手権】
○ランディ・オートン
●ウェイド・バレット
※シナが乱入してオートンを攻撃したことでウェイドが勝利。しかし王座戦規定によってオートンは王座防衛に成功

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