富山大会でラッシャーさん追悼１０カウント

リング上でラッシャー木村さんの遺影を持つノア・田上明社長

　腎不全による誤嚥（ごえん）性肺炎のため２４日に死去した元プロレスラーのラッシャー木村さん（本名・木村政雄、享年６８）が所属したノアは２５日、富山大会を開催。会場の富山産業展示館には献花台が設置され、木村さんの遺影に手を合わせるファンが後を絶たなかった。第１試合の前には木村さんにささげるテンカウントが鳴り響いた。

　遺影を手にリングへ上がった田上明社長（４９）は木村さんと同じく角界からプロレス入り。全日本、ノアと２０年以上も同じリングへ上がってきた。最後に顔を合わせたのは昨年６月の三沢光晴前社長（享年４６）の葬儀の時だそうで「リングを下りれば優しい方だった」と故人をしのんだ。また、事務所がある東京・ディファ有明にも献花台が設けられた。