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亀田ジム、新体制で存続へ…東日本協会が承認

[ 2010年5月24日 18:38 ]

 東日本ボクシング協会は24日、東京都内で理事会を開き、亀田興毅、大毅らの父史郎氏の暴言問題で活動停止中の亀田ジムの五十嵐紀行会長を無期限資格停止とし、トレーナーの吉井慎次氏を新会長としてジムを存続させることを承認した。

 東日本協会は4月に亀田ジムを無期限活動停止とし、同ジムに所属する3選手を協会預かりにした。一時は練習場所として3カ所のジムを用意したが、同協会の大橋秀行会長は「選手を守ることを第一に考えた」と、新体制での亀田ジム存続を決め、吉井氏を代表に指名した。
 東日本協会は近日中に吉井氏のクラブオーナーライセンス申請を日本ボクシングコミッション(JBC)に行う。認可されれば、亀田3兄弟は亀田ジムで活動を再開できる。JBCの安河内剛事務局長は「精査するが、協会が協会員として認めているので、発行に大きな支障はないと思う」と話した。
 吉井氏は2000年にトレーナーライセンスを取得。複数のジムで指導し、亀田ジムでは発足時の08年からトレーナーを務めてきた。

 ▼大橋秀行・東日本ボクシング協会会長の話 選手を守ることが第一だと考え、総合的に(ジム存続を)判断した。亀田家の親子関係まで、われわれで切ることはできない。吉井会長に管理、監督をしてもらうしかない。

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2010年5月24日のニュース