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WBC 史郎氏をメキシコ呼び出し聴取へ

[ 2010年4月7日 06:00 ]

亀田史郎氏

 タイトル統括団体のWBC(世界ボクシング評議会)も史郎氏の行為を重大視し、強い態度で臨む意思を表明した。6日付のホセ・スライマン会長名のプレスリリースで「懲罰委員会が再調査の上、適切な処分を下す」と発表した。

 立会人を務めたJBCの安河内事務局長とタンガラジャ氏の報告により、WBCは今回の行為を「WBCのポリシーとルールを侵害し、ボクシング、JBC、WBCのイメージに損害を与える」と断定。史郎氏の事情聴取を12、13日に本部のあるメキシコシティーで行う。五十嵐会長は史郎氏が聴取に応じると明言したが、関係者としての会場への出入り禁止処分が有力だ。
 安河内事務局長は、日本人の懲罰委員会呼び出しは過去に「記憶がない」という。リリースは「ポンサクレックの勝利に問題はない」としており、亀田側の再戦要求も「実質的な拒否ということ」と説明した。
 無期限停止中の史郎氏のJBCライセンスがはく奪された場合、海外でもライセンス申請ができないことは確実。さらにWBCの処分はWBAも尊重する傾向があり、史郎氏は大毅がフライ級王者であるWBAの試合会場にも出入り禁止となりそうだ。事実上、世界のボクシング界から追放ということになる。

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2010年4月7日のニュース