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「逃げた」にムッ!それでも王者“不気味”な静けさ

[ 2009年11月28日 06:00 ]

会見で報道陣の質問に答える内藤

 【29日ゴング 内藤VS興毅】いつもの冗舌ぶりは見られなかった。27日の調印式での内藤は「順調です。コンディションもいいです。それだけかな」と言葉少なだった。

 グローブを2セット渡され、試合で使用するものを選ぶ際にも、何度も握りを確認する興毅に対してすぐに決断。「どっちでもいいと思った」とそっけなかった。
 本番に向け、作戦などに関することには「言わないです」とキッパリ。「気持ちで勝負。闘志を出して戦う」と語るのみだった。帰り際、興毅が「逃げた」と発言したことを聞かされた時だけ「知らねえよ」と珍しく語気を荒らげた。
 仕上がりは順調そのものだ。計量前日にもかかわらず、調印式では水を口に含んだ。28日の計量で実際に使用される体重計にも乗ったが、野木トレーナーは「ばっちりです」と太鼓判を押した。逆に、興毅の声がかすれていたため「減量が厳しくて水分が不足している証拠」と減量苦を指摘。一般に水分を補給できないと口内が乾いてうまく発声できない。興毅がマスクを着用したためのかすれ声にも聞こえたが、内藤本人に代わって揺さぶりをかけていた。

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2009年11月28日のニュース