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連打連打も鉄壁崩せず…佐藤、王座獲得に失敗

[ 2009年4月26日 07:37 ]

王者シュトゥルムのパンチをもらう佐藤幸治(右)

 世界ボクシング協会(WBA)ミドル級タイトルマッチ12回戦は25日、ドイツのクレーフェルトで行われ、挑戦者で同級14位の佐藤幸治(帝拳)はチャンピオンのフェリックス・シュトゥルム(ドイツ)に7回2分46秒でTKO負けし、竹原慎二以来2人目の日本人最重量級王座獲得はならなかった。

 佐藤は1回からシュトゥルムの素早い左ジャブを浴び続け、劣勢を強いられた。連打を放っても王者の鉄壁のガードを崩せず、完敗だった。戦績は佐藤が15戦14勝(13KO)1敗、シュトゥルムは35戦32勝(14KO)2敗1分け。日本のジムに所属する男子の現役世界王者は6人のまま。

 ▼佐藤幸治の話 すべてにおいて良くない方向に進んだ。やはりチャンピオンは強かった。当たり前の結果で応援してくれた人に申し訳ない。この階級はチャンスが回ってくるのが難しいので、試合ができたことに感謝している。(今後は)ゆっくり休んで考えます。

 ▼フェリックス・シュトゥルムの話 戦略として佐藤にあえて前にこさせた。(佐藤は)パンチを出すタイミングが良かったが、ファイトは自分が望んでいるように進んだ。勝ちを確信して戦っていた。(共同)

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2009年4月26日のニュース