前日本王者・増田、再起戦へ順調調整

公開スパーリングで順調な調整ぶりを披露した増田（左）

　６月２１日に静岡県の島田市中央体育館で再起戦を行うボクシング日本ライトフライ級・前王者の増田信晃（３２＝焼津駿河）が２５日、静岡市内のホテルで公開スパーリングを行い、軽快な動きを披露。順調な調整ぶりを見せた。

　ゴングまで１カ月を切り、増田の闘争心がメラメラと燃え上がってきた。２ラウンド限定で上がったリングの終盤。同門の先輩のパートナーと壮絶に打ち合って、状態のよさをアピール。「これでもまだコンディションは半分ぐらい。やるからには日本チャンピオン、世界を狙う」とあらためて決意を示した。１２日から５日間、恒例のゴルフ場合宿を敢行。みっちり走り込んで徹底的に下半身の強化を図った。現在はジムでのスパーリングが中心で、ブランクを感じさせないほどに実戦感覚も復活。対戦相手の佐藤靖明（２３＝西遠）の対策も練っており、約１年２カ月ぶりとなる復帰戦への不安要素はなくなっている。

　「見ていて面白い、盛り上がる試合ができるようにしたい。ガンガン行きます」と増田。心身ともに最高の状態に仕上げ、ド派手に復活の雄叫びを上げる。