阪神・木浪聖也 甲子園がどよめいた!7年ぶり一塁で先発出場「いつ出てもいいように準備はできている」

[ 2026年5月10日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神1―3DeNA ( 2026年5月9日    甲子園 )

2回、松尾の打席で佐藤輝の送球を捕球する木浪
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 試合前の全体練習で阪神・木浪は、春季キャンプでも就いたことのない一塁へ向かった。大山から借りたファーストミットを持ち、田中内野守備走塁コーチと入念に守備位置などを確認。その大山に代わり「6番・一塁」で名前がコールされると、聖地・甲子園からはどよめきが起こった。

 「緊張はしましたけど、いくと言われたところでいくだけ」
 地に足を着けた守備を披露した。初回1死一塁。3番・ヒュンメルが放った三直を捕球した佐藤輝が一走・蝦名の飛び出しを確認した直後に一塁へ転送。ワンバウンドになっても難なく処理すると、続く2回1死無走者でも松尾の三ゴロを処理した佐藤輝の送球が中途半端なバウンドとなったが、体を張ってアウトにした。序盤から代役起用に応える姿に聖地は沸いた。

 「難しいポジションでもある。何とか自分に来たボールをしっかり捕るとか、そういうのはしっかりできた」

 試合前練習では三塁でノックを受けていた捕手・伏見、坂本があえてショートバウンドで送球。木浪の捕球練習を手助けした。試合で難しいボールをさばき続けた背景には先輩の手厚いサポートがあったからだろう。だが、この日は守備だけではない。バットでも仕事をした。

 「チャンスで一本出ることが大事。あそこは最低限」

 0―0で迎えた6回1死一、三塁の3打席目。1ストライクから篠木が投じた真ん中低めの直球を捉え、犠飛には十分な中堅への打球を放った。

 一塁での先発出場は19年4月18日のヤクルト戦以来、実に7年ぶり。直近は途中出場が増えても、この男は決して準備を怠らない。「いつ出てもいいように準備はできている。今日はスタメンだっただけで、準備という部分ではあまり変わらない」。木浪聖也の存在感の大きさを示した、一日となった。(石崎 祥平)

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