広島・辻大雅 プロ4年目に2つの誓い「先発で2桁勝利」「開幕1軍は必ず」育成出身左腕ローテ争い参戦

[ 2026年1月19日 05:05 ]

16日、ブルペン入りし、投球練習を行った辻
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 広島・辻大雅投手(21)がプロ4年目に向け、2つの誓いを立てた。(1)先発で2桁勝利(2)開幕1軍は必ず――。昨年7月に支配下契約を結び、救援登板で成長ぶりを誇示した育成出身左腕。秋のフェニックス・リーグから先発に挑戦し、今季は開幕ローテーション入りを目指す。16日には大野練習場のブルペンで17球。「2月1日から飛ばしていきたい」と言葉に力をこめた。

 選手会の合同自主トレ2日目にあたる16日の大野練習場。今季への意気込みを表すかのように、辻はさっそくブルペンに入り、捕手を立たせたまま17球を投げた。新春初の投球練習。直球、カーブ、カットボール、チェンジアップの全球種を投じ、感触は上々だ。

 「(力感は)8割ぐらいですが、思った以上。変化球もちゃんと投げられたし、感覚は結構良かった。そろそろ捕手に座ってもらってもいいかな…と」

 昨年7月28日に支配下登録され、16試合に救援登板した後半戦で防御率1・13とブレークした。10月のみやざきフェニックス・リーグから先発に挑戦。当初は「なかなか感覚がつかめなかった」ものの、終盤26日の阪神戦が分岐点となった。

 「最初のころは“全力で投げろ”と言われてバテたけど、その試合はポンポンポンと投げられた。凄くいい配分で(出力を)上げて抜いてという…」

 先発・斉藤優の2番手として8―4の6回から登板し、4イニングを無失点に抑える快投。打順や相手打者を頭に入れ、変化球を巧みに使って抑え込んだ。11月の日南秋季キャンプでも、トータルで実に1004球をブルペンで投げ込み、体力面での手応えをえた。

 「体力に自信はなかったけど、秋のキャンプで投げ込んで、ちょっとはいけるかな…というのが見えてきた」

 まさに収穫の秋。長いイニングを投げるための配分感覚に加え、体力面でも裏付けをえた。プロ4年目の今季。現在はキャンプインに備えて投球などの技術練習に汗を流す一方、体力強化や故障予防のため筋力トレーニングに励む毎日だ。

 「残り少ない先発枠に食い込めるようにいいところを見せたい。目標は2桁勝利。ダメだったとしても、開幕から1軍でチームに貢献したい。開幕1軍の目標は必ず」

 左腕が立てた2つの誓い。順当なら森下、床田の開幕ローテーション入りは確定。栗林や大瀬良、新外国人のターノック、さらには森、玉村、岡本、高らと残りの枠を争う。

 「2月1日から飛ばしていきたい」

 進境著しい21歳。先発挑戦で新境地を開けるか、期待が膨らむ。(江尾 卓也)

 ◇辻 大雅(つじ・たいが)2004年(平16)8月29日生まれ、神奈川県出身の21歳。二松学舎大付(東京)では3年春夏の2度甲子園出場。22年育成ドラフト3位で広島入団。25年7月28日に支配下登録。8月2日の中日戦(マツダ)に救援で1軍デビューし、16試合に登板して防御率1・13。1メートル82、84キロ。左投げ左打ち。

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