広島・渡辺悠斗が覚醒の秋!先制打含む3安打1打点の大暴れ「いろんな面が良くなってきた」

[ 2025年11月16日 05:05 ]

練習試合   ロッテ3―1広島 ( 2025年11月15日    都城 )

<ロッテ・広島>3安打1打点と気を吐いた渡辺
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 広島・渡辺悠斗内野手(23)が覚醒の時を迎えた。ロッテとの練習試合に「4番・三塁」でフル出場。初回に低めのチェンジアップを捉えて右前先制打を放つなど、4打数3安打1打点の大暴れだ。今秋の実戦6試合で28打数10安打、打率・357を誇る右のスラッガー。新井貴浩監督(48)は改めて「技術的にレベルアップしているし、精神的な粘りも感じる」と急成長に目を細めた。 

 打席で実りの秋を体現した。2死三塁で迎えた初回の好機。カウント1―2と追い込まれながら、ロッテの左腕・吉川が投じた4球目の外角低めチェンジアップを振り抜くと、渡辺の打球は右前で弾んだ。鮮やか過ぎる先制打だった。

 「追い込まれていたので、取りあえず何かを起こせるように食らい付きました」

 以降は初見の投手のファーストストライクを積極的に振った。2点を追う6回に2番手・広池の2球目を捉えて三遊間をゴロで破ると、9回にも3番手・沢田の初球をライナーで左前へ。新井監督は吉川の初球カーブを打って左飛に倒れた第2打席に「初見のカーブをバシッと捉えている。ヒットもそうだけど、凡打の内容も凄くいい」と舌を巻いた。

 1年目の今季は前半戦に腰の疲労骨折があり、ウエスタン・リーグ出場59試合で打率・226、1本塁打、17打点。福地、新井良太両打撃コーチから教わった、体の軸を動かさずに上半身の回転で打つ打法を体得したことで視界は広がった。

 「ケガもあってうまくいかないシーズンだったけど、いろいろ勉強になりました。ヒットが出るようになったし、2ストライクからボールに付いていけるようになった。スイング軌道だったり、いろんな面が良くなってきたと思います」

 10月4日のヤクルトとの今季最終戦で、プロ初安打初打点をマーク。この日を含め、秋季キャンプ中の実戦6試合で28打数10安打、打率・357とアピールが続く。指揮官は「ナベは技術的にレベルアップしているし、精神的な粘りも感じる」とし、具体例を挙げて成長ぶりを説明する。「春のキャンプでは左脇が開いて速い真っすぐが前に飛ばない感じだったけど、今は脇が締まってバットが体の近くを通るから、初見のいろんな変化球にも対応できる。本当に成長している」とした。

 期待のスラッガーが迎えた覚醒の時。渡辺は言葉に力を込める。

 「まだまだ足りないところばかりなので練習しないといけない。守備も走塁も」

 守備位置が三塁、一塁なら打ちまくる必要がある。来春1軍へ。打力に磨きをかけた23歳がチーム内競争に割って入る。 (江尾 卓也)

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