阪神“最強捕手陣”形成だ 電撃トレードで伏見寅威獲得 坂本&梅野と史上2例目「バッテリー賞」トリオ

[ 2025年11月15日 05:15 ]

伏見寅威
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 阪神は14日、島本浩也投手(32)と、日本ハム・伏見寅威捕手(35)による1対1のトレード成立を発表した。捕手に厚みを持たせたかった阪神と、救援左腕を求めていた日本ハムの思惑が一致した。昨年10月に藤川監督が就任してから初のトレード。今季主戦の坂本、FA権を行使せず残留を決めた梅野とともに、伏見も最優秀バッテリー賞を受賞した経歴の持ち主。プロ野球2例目の“バッテリー賞捕手トリオ”で、球団初の連覇へ向かう扇の要は盤石だ。

 頼もしき捕手を補強した。伏見はオリックス時代は21年と22年に優勝を経験し、22年は日本一になった。23年から3年間在籍した日本ハムでも巧みなリードで2年連続Aクラス入りに貢献。伊藤の2年連続最多勝をアシストし、2球団を通じて主戦クラスの女房役として存在感を発揮した百戦錬磨だ。この日、日本ハム球団を通じ「ファンの皆さんには、これからも変わらず応援していただけると、うれしいです」などとコメントを発した。

 いわば、パ・リーグを知り尽くす頭脳の加入は大きい。今季の虎は圧倒的な力でセ・リーグを制しながら、交流戦は7連敗を喫して負け越した。日本シリーズでソフトバンクに敗れたのも記憶に新しい。高知県内で取材対応した竹内孝行球団副本部長は「パ・リーグ経験をしているという点では、あった方がいいかなと思います」と効果を期待した。

 今季、伊藤とともにスポニチ選定の最優秀バッテリー賞も受賞。今季108試合に先発した坂本も村上とともに選出され、梅野は22年に青柳とのコンビで選ばれた実績がある。“バッテリー賞捕手トリオ”は球界2例目。球団初のリーグ連覇へ、扇の要の強化に成功した竹内副本部長は「パ・リーグの違った視点でウチのピッチャーを見てもらえることがあると思う。3人が3人で、ピッチャーをもり立ててほしい」と相乗効果を願った。

 電撃トレードは、虎を襲った相次ぐ故障禍が伏線になった。3番手捕手の栄枝が右前腕を、新人の町田も左手人さし指を、ともに10月に骨折した。竹内副本部長は「来年のキャンプまで引きずるんじゃないかということも頭に入れて」と背景を説明。そんな捕手不足を補って余りあるキャリア豊富な35歳の伏見が、虎をさらに強くする。(倉世古 洋平)

 ○…阪神は来季、最優秀バッテリー賞受賞捕手が梅野(22年)、坂本(25年)、伏見(25年=日本ハム)の3人所属。91年の同賞制定以降、同一チームに3人所属は19年巨人の阿部慎之助(02年初受賞)、炭谷銀仁朗(09年初受賞=西武、19年巨人移籍)、小林(17年初受賞)以来2例目。ただし19年の阿部は故障のため起用は主に一塁、代打で、捕手守備は引退記念試合での1イニングだけだった。

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