リチャード「やっちゃったなぁっていう感じ」 キャリア初、右投手からの一発が起死回生の同点3ラン

[ 2025年7月21日 18:44 ]

セ・リーグ   巨人6―5阪神 ( 2025年7月21日    東京D )

<巨・神>同点3ランのリチャードはファンの声援に応える (撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 巨人のリチャード内野手(26)が21日の阪神戦(東京D)で値千金の同点3ラン。ソフトバンク時代も含めて右投手から初めて放った本塁打が起死回生の一発となり、吉川の9回サヨナラ打を演出した。

 「7番・三塁」に入り、再昇格後初の先発出場。劇的な一発が飛び出したのは2打数無安打1三振で迎えた7回の第3打席だった。

 0―5で迎えたこの回、佐々木、吉川、増田陸の3連打で6回まで散発2安打で二塁すら踏めていなかった相手先発左腕・伊藤将から1点返し、さらに敵失で2点目。なおも1死一、三塁でマウンドが2番手右腕・ネルソンに代わった。

 阿部慎之助監督(46)はここでリチャードに代打を出さず、ソフトバンクから5月に獲得したロマン砲に懸けた。

 すると、リチャードがその期待に見事応える。

 2ボールからの3球目をファウルしたボールが自打球となり、その場に転倒して痛みにもん絶したが、その後の5球目だった。

 低めチェンジアップに泳ぎながらも打球はぐんぐん伸びて左翼スタンドに飛びこむ3号3ラン。5点ビハインドを一気に追いつく劇的な3ランに、リチャードは吠え、阿部監督は拍手し、スタンドの巨人ファンは大歓声で歓喜した。

 リチャードは巨人移籍後、右投手から放った初安打が本塁打。これまでのキャリアでも初となる右投手からの本塁打だった。

 試合後のお立ち台。インタビュアーから「最高の仕事をしましたね!」と声をかけられたリチャードだったが、興奮を通り越して現実味がないのか「そうですね…。はい」と低い声で一言。

 「3点差の時からずっと、3点やったらいけるっていうてたんで。同点なっても、ちょっと責任感感じて打席に…いきました」と笑顔のないまま続けた。

 「阪神のピッチャーいいんで。追い込まれたんで。ゲッツー(併殺打)も打ちたくなかったんで。ちょっとバット短く持って。三振かホームランっていう…感じでいきました」

 一言ひとこと区切るようにゆっくりと言葉にした“夢の中”のリチャード。手応えについて聞かれると「うわぁ~、やったなぁ、やっちゃったなぁっていう感じでした、はい」とやっと頬が緩んだ。

 「打った瞬間、声援が凄かったんで。歓声が凄かったんで…はい。その振動でボールも伸びたんかなと思います」とようやくここでスタンドの笑いも誘った背番号52。

 後半戦に向けて抱負を聞かれると「僕だけじゃなくてみんな日々コツコツと頑張ってるんで。また応援のほど、よろしくお願いします」と最後まで真摯(し)に話していた。

続きを表示

この記事のフォト

「巨人」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年7月21日のニュース