赤星憲広氏 阪神・中野は申し分ない名手 だからこそ、5回は併殺取ってほしかった

[ 2021年4月16日 07:30 ]

セ・リーグ   阪神4-0広島 ( 2021年4月15日    甲子園 )

<神・広(5)>5回1死一、二塁、菊池涼の遊ゴロをさばく遊撃手・中野(撮影・坂田 高浩)
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 【赤星憲広 視点】中野が4回にカウント2―2からの床田の132キロ内角ツーシームを右翼線に三塁打。2回の1死三塁ではその内角ツーシームに苦しめられて最後は外角直球を見逃し三振でしたが、見事に次の打席でやり返しました。

 相手先発が左腕のとき初めてのスタメンで、中野にとっては大事な一戦でしたが、これで投手の右左に関係なくベンチもしばらく先発出場させるのではないでしょうか。

 その後も二塁打、四球と申し分ない働きぶり。走れるし、守れます。ただ、欲を言えば、5回1死一、二塁の守備ではゲッツーを取ってほしかった。菊池涼のセンターへ抜けようかというゴロを好捕して二塁はフォースアウトで一塁はセーフ。確実に一つアウトにしただけでも秋山をものすごく助けるプレーでしたが、もうワンテンポ速く二塁送球すれば一気に2つのアウトが取れました。三菱自動車岡崎の頃から見ていて守備が素晴らしいのも知っているので、あえて高いレベルの注文を付けたいですし、本来はもっともっと上手いはずです。

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