日本ハム5年ぶり20安打 西川4号ソロだ2安打3打点「打線が線になった」

[ 2020年9月25日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム12ー2西武 ( 2020年9月24日    メットライフD )

<西・日18>4回1死、日本ハム・西川は右越えソロを放つ(撮影・小海途 良幹)
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 打線が「線」になれば「点」になる。打ちも打ったり、5年ぶりの20安打。火を付けた日本ハム・西川の言葉が象徴していた。

 「僕自身は特別(状態は)良くない。打線が線になった」。全員で好機をつくり、全員で点を取りにいく。2回だった。大田、ビヤヌエバが積極的に打ちに行って連打。1死後に9番・清水がしっかり見極め、四球で満塁とした。ここで西川が確実に中犠飛。「前の優心(清水)が凄い打席内容なので、気楽に打席に入れている」。清水のつなぐ意識に応える先制犠飛だった。

 西川は、3―1の4回にも右中間へ4号ソロ。3回に先発・上原が味方エラーで失点した直後に、1点を取り返した。仲間のミスを全員でカバーする意識。そんな主将の思いが各打者を結びつけていく。5回には、本塁のクロスプレーがリプレー検証でアウトからセーフに覆って追加点に。1点への執念が原動力となり、毎回の20安打で12得点。「たくさん打ったのは関係ないよ」。栗山監督はそう言ったが、打線のつながりは光明だ。

 20安打は15年5月2日のロッテ戦以来。当時打線に火を付けたのも、先頭打者弾を含む5安打を放った西川だった。再びの猛打で大勝。頼もしい打“線”に逆襲の予感がたっぷり漂っていた。

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