楽天・牧田 967日ぶり“凱旋”1回無失点 山川に四球も「ベストに近い投球」

[ 2020年6月10日 05:30 ]

練習試合   楽天5-7西武 ( 2020年6月9日    メットライフドーム )

<練習試合 西・楽>8回から登板した牧田(撮影・尾崎 有希)
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 3年前とは逆の立場で、かつての本拠地に凱旋した。楽天・牧田が、西武時代の17年10月16日の楽天とのCSファーストS第3戦以来、実に967日ぶりにメットライフドームでの登板を果たした。

 8回、「楽天・牧田」の名前がアナウンスされた。先頭の森を92キロカーブで一ゴロ。続く山川に四球を与えるなど2死一、二塁の窮地を招くも最後は川野を127キロ直球で空振り三振に斬った。慣れ親しんだマウンドで1回無安打無失点。「当時と変わらず、自分としては低くて投げやすい。四死球はあったけどベストに近い投球ができた」と納得顔だ。

 これから古巣の強力打線の前に立ちふさがる。「打線に切れ目がないので緊張感がある」と警戒しつつも、元同僚の特徴は熟知しているだけに「強い部分も弱い部分も見えてくる」と攻略のイメージを膨らませている。

 経験豊富なサブマリンは救援でのフル回転が期待される。伊藤投手チーフコーチは「直球のコントールも緩急もマウンドさばきも良い」と絶賛。開幕への準備は整いつつある。(重光 晋太郎)

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2020年6月10日のニュース