令和黄金世代の絆つなぐ“朗希ライン”――グラウンドでの再会、心待ちに

[ 2020年4月27日 05:30 ]

ロッテ・佐々木朗希
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 ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)は26日、球団を通じて取材に応じ、昨夏のU18ワールドカップ(W杯)で高校日本代表の同僚だったメンバーへ祝福メッセージを送ったことを明かした。新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛の現状でもSNSを通じ、他球団のライバルたちと交流。同期から刺激を受け、自主練習に励んでいる。

 160キロの剛球ならぬ、バースデーメッセージを連発した。佐々木朗は、さいたま市内の寮で自主練習に励む日々。同時に、高卒の同期入団選手と連絡を取り合っている。

 「誕生日の選手にはLINEをしています。ヤクルトの奥川が4月16日、楽天の黒川が17日、阪神の及川が18日だったので、3日続けて“おめでとう”と伝えました。最近だとDeNAの浅田が23日なので、おめでとうと伝えました」

 「令和の怪物」は大船渡時代に甲子園出場を果たせず。しかし、3年時の4月には大阪での高校日本代表候補合宿に参加し、星稜・奥川(現ヤクルト)、創志学園・西(現阪神)、横浜・及川(およかわ=同)との「BIG4」で初の合体。8、9月には韓国で行われたU18W杯の日本代表として、新たなメンバーとも触れ合った。

 特に奥川とは昨春から親しくなり、4月の合宿中には「どうやったら、あんなに速い球を投げられるの?」と問われる場面や、幼少期のニックネーム「ろうたん」を暴露される場面も。今年2月にはプロ入り後も連絡を取り合っていると明かしていた。

 グラウンドでの再会や対戦を心待ちにしつつ、パワーアップに取り組む。体重は自己最重量の92キロ。「ドラフトの時が88キロぐらいでキャンプに入る時が90キロ。その後、少し落ちて3月にはまた90キロになった。今は92キロ。高3夏が85キロぐらいなので、大きくなったかなあと思います」。当面は現在の体重をキープしていく。

 27日からは自主練習の再開が可能となる。自身の誕生日は11月3日だが、その前にプロ初勝利を飾り、ライバルから祝福されるようにトレーニングを続ける。(横市 勇)

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