大化け期待!ヤクルト 3Aで14勝腕獲得

[ 2010年1月7日 06:00 ]

 ヤクルトがダイヤモンドバックス傘下3Aレノのトニー・バーネット投手(26)を獲得することが6日、明らかになった。7日に発表される。

 バーネットは昨季初めて3Aに昇格し、登板全29試合に先発して14勝8敗を挙げた右腕だ。防御率は5・79ながら、打たせて取る投球が持ち味。メジャー経験はないが、ヤクルトは過去にグライシンガー、ゴンザレス(いずれも巨人)、06年にノーヒットノーランを達成したガトームソンら“優良助っ人”を発掘しているだけに、26歳のバーネットには大化けの期待がかかる。

 昨季、先発陣の2ケタ勝利が石川、館山の2人だけに終わっただけに、首脳陣は先発陣の一角として起用する方針だ。球団は昨年末までの獲得を目指していたが、一時は交渉が難航。新たな候補選手を探すため、ドミニカ共和国で開催されていたウインターリーグへ担当者を派遣することも検討していたが、再び交渉が再開され、この日までにようやく本命を射止めた。

 ◆トニー・バーネット(Anthony Lee Barnette)1983年11月9日、アラスカ州アンカレジ生まれの26歳。ワシントン州で育ち、トーマス・ジェファーソン高からセントラル・アリゾナ大に進み、06年6月ドラフト10巡目でダイヤモンドバックス入り。1年目の06年はルーキーリーグで6勝4敗。08年には2Aモービルで11勝7敗、防御率3・87。1メートル86、87キロ。右投げ右打ち。

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2010年1月7日のニュース