侍ジャパンに吉報!WBC球数制限緩和も

[ 2008年12月12日 06:00 ]

 世界連覇を目指す侍ジャパンに朗報だ。ウインターミーティング会場で来年3月開催のWBCに向けた記者会見が行われ、投手の投球数制限を前回より緩和する可能性が出てきた。会見に出席したアーチー国際担当副会長は「来週の規則委員会で話し合う。ただ具体的にどの程度にするかはこれから」と説明した。

 前回大会は投手陣への負担を考慮し、各段階での球数、球数によっての登板間隔も決められた。しかし「大会後に選手から上がった不満はオーバーワークではなく、プレー時間が足りないこと」と同副会長。9月にニューヨークで開かれたWBCスタッフ会議には、長谷川コミッショナー事務局長が出席し、「球数は各国の判断に任せたい」とする日本側の要望書を大リーグ選手会と運営委員会に提出していた。また今回から敗者復活戦を取り入れた「ダブル・エリミネーション方式」を導入。引き分けがなく延長戦を想定した場合、現状のままなら投手陣枠の拡大が必要になるため、球数制限の再検討につながった。
 日本は先発完投型の投手が多く、特にエースと期待されるレッドソックス・松坂は球数を投げることで調子を上げてくる。北京五輪代表から上原、岩瀬が抜ける救援陣を考えれば、先発陣ができるだけ試合を引っ張る展開が望ましい。原監督は「決められたルールにのっとってやるだけ」とだけ話したが、実現すれば追い風になるのは間違いない。

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2008年12月12日のニュース