学生野球憲章検討委 ヤク宮本らに意見求める

[ 2008年12月3日 06:00 ]

 日本学生野球憲章検討委員会は2日、都内で第5回の会合を開き、日本プロ野球選手会から労働組合の宮本慎也会長(ヤクルト)と、社団法人組織の小久保裕紀理事長(ソフトバンク)らを招き、同委員会の発足の経緯ともなった特待生問題やプロ・アマ規定について意見を求めた。宮本会長は高校球児を対象としたシンポジウム「夢の向こうに」など選手会の取り組みを紹介しながら「(プロアマの)垣根がとれるように一歩一歩進んでいければ」と希望。また、小久保理事長は「初めて聞くことが多かった。春のキャンプ前の選手会ミーティングでプロ・アマのルールなど確認する機会をつくれれば」とプロ選手内の意識向上に取り組む考えを示した。

 年内最後の委員会を終えた石井委員長は「有益な会だった」と話した。今後は小委員会で議論を精査。来年4月に委員会を再開し、憲章の抜本的な見直しを目指す。

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2008年12月3日のニュース