唐川なんとかしなくちゃセットポジション

[ 2008年6月5日 21:59 ]

 【ロッテ1―4中日】走者を背負うと、明らかに球質が落ちた。ロッテの唐川は振りかぶる投球を封印し、ノーワインドアップに変えたこの日も劇的には改善されなかった。

 0―0の3回1死満塁。追い込みながら、和田に甘く入った直球を簡単に右犠飛とされた。続く中村紀に浴びた3ランも低めを狙った直球が高めに浮いた。
 「そう簡単に抑えられることはないということ」と唐川。ゆったりとしたモーションから手元で球が伸びるのが武器だが、本来の直球の力はなかった。
 唐川のクイック投法が遅いのは周知の事実だ。だが、この日の3回は走者に神経質になる状況ではなかった。セットポジションでの投球となると球威、制球力とも別物になるように見えた。
 7回を4失点でプロ初黒星。自ら「今まで負けがついていなかったのがおかしい」と言うように、これで3試合連続で4失点以上。原因のすべてと言ってもいいのが走者を出してからの投球だ。「上で投げる以上、立て続けにKOされるわけにはいかない」と背水の陣で臨んだ18歳。次回の先発はあるのだろうか。

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2008年6月5日のニュース