悲しみに耐え…清水は投げる!

[ 2008年2月29日 06:00 ]

打者4人を1安打無失点に抑えた清水の力投

 【ロッテ3―3ソフトバンク】ロッテ・清水がソフトバンク戦の2番手でオープン戦初登板。打者4人を1安打無失点に抑える好投を見せた。降板後のブルペンでも試合を想定して15球を2イニング分、約30球の投球練習を行って調整した右腕は「最初にしてはよかった。70%くらい。調整は遅れてる」と振り返った。

 1月17日に最愛の明美夫人(享年32)を心不全で亡くした。首脳陣の配慮でキャンプは2軍スタート。今回の遠征からようやく1軍合流した。傷心のエースは「野球をするしかないですから。泥臭く、しがみついて先発を守っていきたい」と静かに闘志を燃やした。

 <“幕張のゴジラ”神戸逆転3ラン>ロッテ2年目の神戸が7回無死二、三塁からソフトバンク・西山の見逃せばボールとなる低めスライダーを右翼席へ叩き込む逆転3ラン。24日の横浜戦に続く一発に「うまく打てた。積極的に打ったのがよかった」。1メートル91、98キロ、背番号55の“幕張のゴジラ”は大きな背中を丸めて照れた。期待の若手の活躍にバレンタイン監督は「キャンプから真剣に取り組んでいる。その成果だ」と目を細めた。

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2008年2月29日のニュース