けん制球へのブーイングより士気高める声援を ZOZOマリンで何度も聞きたい「ファンファーレ」

[ 2026年3月31日 08:00 ]

ZOZOマリンでファンの声援を浴びるロッテの西川(左)と田中(撮影・木村 揚輔)
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 2026年シーズンが開幕し、ロッテは西武との3連戦を2勝1敗と、まずまずのスタートを切った。3月14日の西武とのオープン戦(ZOZOマリン)でお披露目された高部瑛斗外野手(29)、西川史礁外野手(23)の応援歌はファンの間でも好評。西川自身も「凄く格好良いものを作っていただいて感謝です」と気に入っており、しばしば口ずさんでいるとか。個人的には得点テーマにハマっている。原曲は玉置浩二の「ファンファーレ」、TBS系の日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」の主題歌だ。

 ドラマは妻夫木聡主演で昨年10~12月に放送された。競走馬の血統の継承、競馬に全てを懸けた人たちの思いや情熱をつないでいくストーリー。家族や仲間との絆が描かれ、最終回に“大どんでん返し”もあり、平均視聴率10%超の話題作となった。現役時代に「つなぎの4番」と呼ばれたサブロー監督が引退から10年の時を経て、指揮官としてチームを率いるというタイミングで、この曲を選曲するとは…「お見事」の一言に尽きる。

 得点シーンに流れる曲といえば、阪神ファンの「六甲おろし」の大合唱の印象が強い。「栄冠は君に輝く」などで知られる古関裕而氏の作品。昭和を代表する作曲家によるメロディーはファンの一体感を高め、選手たちの闘志を鼓舞する。昭和感漂う応援も伝統を感じさせて良いものだと思う。ロッテにも毎日時代からの長い歴史はあるが、平成になって千葉に移転し、新しい応援スタイルを築いてきた。令和になり、より新しさを求めていくのは悪くないというか、素晴らしいと思う。

 ただ、一つ気になることがある。相手投手がけん制球を投げた時のブーイングだ。ブーイング自体は否定しない。応援するチームの選手がデッドボールを受けたら、思い切り「Boooo~!」とやればいい。しかし、けん制球はどうだろう。相手にプレッシャーをかける狙いがあるのかもしれないが、ルールで認められている行為に対するブーイングは相手のチーム、ファンだけでなく、実は一部のロッテファンからも不評を買っている。23年の甲子園の交流戦ではけん制球に対するブーイングで球場が不穏な雰囲気になった記憶がある。

 昭和ならヤジも野球文化の一つと言えたかもしれないが、敵味方を問わず、選手に対する敬意を欠いた言動は令和の球場には不適切。日本一を自負するロッテ応援団には相手に対するブーイングよりも、自軍の選手の士気を高める声援を送り続けてほしい。そして今シーズンは何度も球場に「ファンファーレ」が響くことを願っている。(ロッテ担当・大内 辰祐)

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