ブルージェイズ・岡本 メジャーでも「巨人の4番・サード」の誇り胸に 長嶋さんも憧れた舞台で活躍誓う

[ 2026年1月12日 01:30 ]

「克己心」と記した岡本(撮影・光山 貴大)
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 巨人からポスティングシステムでブルージェイズに入団した岡本和真内野手(29)が11日、都内の日本記者クラブで会見を行った。巨人時代は聖域とされる「4番・サード」としてのプレーを全うすることを心がけていたと明かし、昨年6月に89歳で死去した長嶋茂雄さんから受けた素振り指導も回顧。ミスターの思いも背に、自身が憧れ続けた夢舞台での活躍を誓った。

 ミスターの代名詞である巨人の「4番・サード」の誇りを胸に挑む。岡本は「入団した頃からジャイアンツの4番サードについて、いろいろな方から教えていただいた。自分なりにそこをやるとなった時は全うしようと思った」と振り返った。

 忘れられない時間がある。不振に苦しんでいた24年の5月下旬、長嶋さんから病室に呼ばれた。そこで行われたのは約40分の熱血指導。「今までで一番、張り詰めた空気の中で凄く集中した40分だった。直接素振りを見てもらったことは今でも忘れることはない」。11年間で通算248本塁打、717打点。「ジャイアンツというチームでプレーしてきたことは凄く特別なもの」と胸を張った。

 功績が認められ、球団生え抜きでは初のポスティングシステムによる移籍。日本人内野手の成功例は少ないが「全ポジションレベルが高い。毎日少しでもレベルアップできるように取り組みたい」と覚悟をにじませた。

 「いずれメジャーでプレーするのを目標にしていた」と思いを募らせていた。長嶋さんもプロ4年目の61年春、フロリダ州ベロビーチでのキャンプでのプレーが目を引きドジャースから声をかけられるなど、憧れ続けた舞台。その長嶋さんの薫陶を受けた歴代指揮官の教えで鍛えられて今がある。「原さんからは立ち居振る舞い、打撃のこともそう。由伸(高橋)さんは結構無口だったんで、あんまり特に聞いてないんですけど。阿部さんにはチームのために取り組んでくれとずっと言われていた」。18年に4番打者として一本立ちに導いてくれた高橋由伸氏に“イジリ”も入れる豪胆さも磨かれた。

 既に地元メディアでも三塁のスタメンに予想されるなど、昨季ア・リーグ覇者で「4番・三塁」に座る可能性もある。「やる前からできるできないなんて分からない。自分を信じて、絶対打ちたい」。熱い魂を受け継ぐ挑戦が始まった。(小野寺 大)

【岡本と一問一答】

 ――大谷翔平や鈴木誠也と比較すると?
 「実力は全く追いつかないと思う。でも自分のできることをコツコツやっていきたいし、少しでもそういう選手になれるように日々やっている。凄く尊敬する2人。僕もそこに少しでもついていけるように頑張りたい」

 ――本拠地トロントの街の印象は?
 「初めて行ったけど、凄く街が奇麗。店員さんとか日本語を話せる方も結構いて、凄く過ごしやすいんじゃないかなと思いました」

 ――ユーモアあふれる人柄も注目された。
 「(過去のヒーローインタビューで)ジョニー・デップですって言ったことは、僕の中ではちょっと恥ずかしいことなので。例えばテレビで見て、それが出てきたらチャンネル変えたりしますし。アメリカンジョークも分からないし、人を笑わそうと思って別に発言してないので(笑い)。これを変えずにやっていきたい」

 ――小さい頃からメジャーを見ていた?
 「漫画見たり、ゲームしたり。なぜか兄の部屋に、壁一面にメジャーリーガーのシールがめっちゃ貼ってあって、あれでちょっと洗脳されたところはあります」

 ――坂本がSNSで温かく背中を押すメッセージを送った。
 「凄く1年目からお世話になった先輩。勇人さんらしくない文章で、ちょっとどうしたのかなって(笑い)。ああいうことを言っていただいて凄くうれしかった」

 ――同時に海を渡る村上とは仲が良い。
 「いずれそこ(メジャー)でプレーしたいと話したり、聞いたりしていた。同じグループで頑張ってきたと思うし、凄く尊敬する選手の一人。次は海外で頑張りたい」

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