ドジャース・大谷 ルースらに並んだ史上6人目の2年連続50号 史上初の「50本塁打&50奪三振」

[ 2025年9月18日 01:30 ]

ナ・リーグ   ドジャース6─9フィリーズ ( 2025年9月16日    ロサンゼルス )

<ドジャース・フィリーズ>8回、ドジャース・大谷は50号ソロを放つ(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 ドジャース大谷翔平投手(31)が16日(日本時間17日)、フィリーズ戦に「1番・投手兼DH」で出場し、元祖二刀流ベーブ・ルースらに並ぶ大リーグ史上6人目の2年連続50本塁打を達成した。投手としても5回無安打無失点に抑え、5三振を奪って計54奪三振。ルースもできなかった史上初の「50本塁打&50奪三振」を達成した。「54本塁打&59盗塁」の昨季に続き、もう一つ新たな「50―50」の金字塔を打ち立てた。

 2年連続50本塁打以上を達成した過去5人はベーブ・ルース、ケン・グリフィーら球史に名を残す大打者ばかり。歴代最多762発のバリー・ボンズでさえ到達できなかった境地に大谷が足を踏み入れた。複数回の50本塁打も11人目。空砲に終わった一発を冷静に振り返った。

 「もちろん(50号に)到達できるということは、それだけチームが勝つ確率が高くなると思う。本塁打もそうだけど、四球をしっかり取るということも大事な1番(打者)の仕事だと思う」

 2点を追う8回先頭で右腕ロバートソンの内角カットボールを捉え、高々と舞い上がって右翼後方のブルペンに届いた。リーグ最多53発のシュワバーに再び3本差。「全然何も感じてはいない」と淡々とし、「一打席でも多く、いいアットバット(打席)をつくりたいだけ。自分のコントロールできるところをまず第一に考えて一日一日を頑張りたい」と強調した。

 開幕直後に挑戦した長尺35インチ(約88・9センチ)のバットから現在は34・5インチ(約87・6センチ)に戻すなど変化を恐れない。同時にアーロン・ベーツ打撃コーチが「登板日も前後も試合前のスイング数は同じ。常にきちょうめんに管理されている」と言うように変えない信念も大事にしてきた。

 5月の月間15発を経て6月は変化球攻めが増えて打撃フォームを一時崩した。7月中旬からの後半戦では打撃動作に入った直後、投手寄りに流れていた両手を後方に伸ばして球を引き付ける打ち方に修正。7月19~23日に記録した日本勢初の5戦連発は全て変化球を中堅から左へ運んだ。105四球はリーグ2番目。猛警戒をかいくぐって大台に達した。

 投手では初回にライバルのシュワバーをスライダーで見逃し三振に仕留め、50奪三振に到達。54本塁打&59盗塁の昨季に続き、もう一つの「大リーグ初の50―50」が生まれた。二刀流の元祖ルースにもできなかった快挙。前例を打ち破る大谷だけが歩む道だ。

 今季自己最長の21試合連続出塁。「凄く調子が良い時期があまりなく、ここまできている。逆を言えば、調子が悪い時にそれなりの打席を送れていた。いい状態をポストシーズンに向けて合わせられれば最高だと思う」。パドレスが敗れて地区優勝マジック「9」。メジャー8年目の今季もまた新たな伝説として語り継がれる。(柳原 直之)

 ≪ベーブ・ルースは「59―3」≫大谷が達成した同一シーズン「50本塁打、50奪三振」は大リーグ史上初めて。打者として50本塁打以上のシーズンに投手として奪三振を記録したのは今季の大谷の他には1921年のベーブ・ルース(ヤンキース)だけ。同年のルースは59本塁打に加え、投手として2試合(2勝)に登板して3奪三振の「59―3」だった。2年連続50本塁打以上は01~02年のアレックス・ロドリゲス(レンジャーズ)以来、6人目(7度目)。昨季58発のジャッジ(ヤンキース)も16日時点で48発を放ち、大谷に続いて達成する可能性がある。

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2025年9月18日のニュース