大谷種まいた!ドジャース44年ぶり無傷4連勝 ベッツ歓喜のサヨナラ弾、妻に感謝「今夜の勝利は恩返し」

[ 2025年3月30日 01:30 ]

インターリーグ   ドジャース8-5タイガース ( 2025年3月28日    ロサンゼルス )

<ドジャース・タイガース>延長10回、サヨナラ3ランを放ったベッツを出迎える大谷らドジャースナイン(撮影・沢田 明徳)
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 ドジャースは28日(日本時間29日)、タイガース戦で延長10回サヨナラ勝利。体調不良で最大体重が11キロ激減したムーキー・ベッツ内野手(32)が、2打席連発となる左越え2号3ランで決めた。5度目の世界一に輝いた81年以来、44年ぶりの開幕から無傷の4連勝。21世紀初のワールドシリーズ連覇へ、不安を抱えていたチームリーダーの一人が華々しく復活を遂げた。

 声にならない雄叫びを上げた。5万2029人の大歓声を浴びながら、ベッツは何度も跳びはねてダイヤモンドを一周。「凄く特別なこと。チームのために勝てたことが本当にうれしい」。本塁にできた歓喜の輪に飛び込み、ウオーターシャワーを浴びた。

 2点を勝ち越されたタイブレークの延長10回、代打スミスの適時打などで同点。さらに1死二、三塁の場面で、チェンジアップをすくい上げて左翼席へ運んだ。8回の一時勝ち越しとなる左中間1号ソロに続く、2打席連発がサヨナラ2号3ラン。「自分自身を誇りに思う。芯の強さは決して失っていない」と興奮を隠せなかった。

 苦難を乗り越えた劇弾だった。東京開幕シリーズで来日する2日前の9日(日本時間10日)ごろから、原因不明の体調不良で嘔吐(おうと)を繰り返した。体重はキャンプ時の175ポンド(約79キロ)から、150ポンド(約68キロ)と約11キロ激減。食べては吐いてを繰り返し「体調が悪くて泣きながら過ごした夜もあった」という。固形物の食事を取れるようになったのは24日(同25日)。「苦しい時に妻がそばで支えてくれた。料理をしてくれているし、今は何でも食べている。今夜の勝利は恩返しのようなもの」と体重が165ポンド(約75キロ)まで回復した支えに感謝した。

 試合前には昨年のワールドシリーズ制覇のチャンピオンリング贈呈セレモニー。大谷、フリーマンとMVPトリオで記念撮影もした。6回にフリーマンが同点の1号2ランを放つと、大谷がベンチ前で今季初めて「ひまわりの種」を投げる役目を務め、延長10回はベッツの直前の1死一塁から自身最長タイとなる開幕4試合連続安打となる右前打。劇勝への種をまいた。

 開幕4連勝は5度目の世界一に輝いた81年以来44年ぶり。就任10年目のデーブ・ロバーツ監督も「私がこれまで経験した中で最高の開幕週だった。これ以上の脚本はない」と興奮が止まらない開幕ダッシュになった。 (柳原 直之)

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