高野監督 世界陸上総括 「ピークに持っていくスキルが欠けていた」

[ 2011年9月5日 10:59 ]

世界陸上の総括記者会見をする日本選手団の高野進監督

 陸上の世界選手権で「メダル1、入賞4」に終わった日本選手団の高野進監督は5日、韓国の大邱で記者会見し「メダル2、入賞5」とした目標を下回った結果について「惨敗した感はないが、目標を達成したとも言い切れない」と総括した。

 来年のロンドン五輪に向けては、男子ハンマー投げで初優勝した室伏広治(ミズノ)が「現状で唯一の五輪のメダル候補」との認識を示した。

 一方、自己ベストを出した選手が1人に終わった結果には「ピークに持っていくスキルが欠けていた」と厳しく指摘。「メダルを最も期待した」という女子マラソンや過去5大会続いた決勝進出を逃した男子400メートルリレーには「敗北感が非常に強い」と誤算を認めた。
 2人が入賞した男子競歩は「さらに力をつければメダルにも近づける」と今後に期待した。(共同)

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2011年9月5日のニュース