国際陸連 ロシアの五輪出場可否は5月結論 継続審議方針
国際陸連は11日、モナコで理事会最終日の審議を行い、組織的なドーピング問題で昨年11月に資格停止としたロシア陸連の処分解除について協議を継続し、8月のリオデジャネイロ五輪出場の可否は5月に開く会議で結論を出すことを決めた。
世界反ドーピング機関(WADA)の第三者委員会が調査報告書で暴いたロシア陸上界の問題は現状では解決に至らず、新たな期限を設けた。
理事会では反ドーピングの専門家でノルウェー出身のアンデシェン氏を責任者とする調査チームが最初の報告書を提出。組織の再建状況を確認するため、1月から実施してきた現地調査の結果を伝えた。
組織刷新でシリャフチン新会長が就いたロシア陸連には処分解除の条件として、違反に関与した医師や検査官ら関係者との接触禁止、過去4年間のロシア代表全選手に対する聞き取り調査などが求められている。だが6日には処分を受けたコーチが指導を続けているなどの新疑惑をドイツ公共放送が報じ、WADAが検証する方針を示すなど、早期解決が難しい状況だった。(共同)
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