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ソチ「聖火」宇宙空間へ ロシア人飛行士と遊泳

[ 2013年11月10日 06:00 ]

 国際宇宙ステーションに滞在するロシア人宇宙飛行士2人が9日、来年2月7日のソチ冬季五輪開幕式で聖火台点火に使用するトーチを持って宇宙遊泳をした。トーチに聖火はともらないが、ロシアは「宇宙空間の聖火リレーは五輪史上初めて」と誇示している。

 この日は、オレーク・コトフ、セルゲイ・リャザンスキーの両飛行士が約5時間に及ぶ船外活動を予定しているが、最初の1時間ほどを「聖火リレー」のパフォーマンスに使う。

 トーチは7日、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた宇宙船ソユーズで、日本人宇宙飛行士、若田光一さんら3人のクルーがステーションに届けた。若田さんらはステーションの中から「聖火」の遊泳を見守る。トーチは11日に地球に帰還するソユーズ乗組員が持ち帰る。

 ロシア当局は聖火リレーの距離を五輪史上最長と宣伝。聖火は既に北極点に到達し、バイカル湖の湖底にも運ぶ計画だ。(共同)

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2013年11月10日のニュース