「金ざっくざっくジャパン」だ！レスリング強化委員長命名

　レスリング男子のロンドン五輪代表が２１日、長野・菅平高原での合宿を公開した。同合宿は欧州遠征中のグレコ９６キロ級の斎川哲克（２６＝両毛ヤクルト販売）を除くフリー、グレコ両スタイルの８選手が参加。日本協会の佐藤満強化委員長は代表チームを「金ざっくざっくジャパン」と命名したことを明かし「全員を金メダルに近づけたい」と手応えを口にした。

　男子レスリングは五輪１４大会連続メダル獲得中だが、優勝は８８年ソウルの佐藤強化委員長（当時フリー５２キロ級）が最後。だが、北京五輪代表が５人に対し、今回は大幅増の９人で、底上げへの自信が言葉に込められている。フリー５５キロ級の湯元進一（２７＝自衛隊）、同７４キロ級の高谷惣亮（２３＝ＡＬＳＯＫ）ら故障者も練習に復帰。同強化委員長は「自分もソウルの前に短期間で伸びた。まだ力は伸ばせる」と“追い込み”に自信を見せた。