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メグ 2年ぶり代表復帰もアピール不足

[ 2012年6月16日 06:00 ]

<日本―ドミニカ共和国>第1セット、スパイクを放つ栗原(左)

バレーボール女子ワールドグランプリ小牧大会第1日

(6月15日 小牧市スポーツ公園総合体育館)
 1次リーグ2試合を行い、世界ランキング3位の日本は、同9位のドミニカ共和国を3―0で下した。ロンドン五輪1次リーグで同じA組に入る両国の前哨戦で、2年ぶりに代表復帰した栗原恵(27=カザニ)はフル出場したものの、スパイク決定率もいまひとつでアピール不足に終わった。

 アテネ、北京五輪代表の栗原は2度の左膝手術を乗り越えて10年世界選手権以来となる主要国際大会のコートに立った。だが、真鍋監督へのアピールは物足りなかった。第1セットの初得点をブロックで挙げ、2、3点目は自らのサービスエース。快調な滑り出しだったが、勢いは徐々に失われた。スパイク決定率は36・84%。指揮官からは「(失点が差し引かれる)スパイク効果率はチームで一番下(21%)だった」と注文がついた。

 先月末の五輪最終予選でメンバーから外れた際に今大会での復帰プランが決定。栗原は「自分のできることを精いっぱいやった」と振り返ったが立場は微妙だ。エース木村が体調不良により急きょメンバーから外れたが、チャンスを生かし切れなかった。12人に絞られる五輪代表メンバーに入れるかどうかは、今後の巻き返し次第となる。

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2012年6月16日のニュース