角田裕毅が今季初入賞10位! 赤旗中断3度の大荒れレース、フェルスタッペン今季2勝目

[ 2023年4月2日 16:52 ]

F1第3戦オーストラリアGP決勝 ( 2023年4月2日    メルボルン アルバートパーク・サーキット=1周5・278キロ×58周 )

アルファタウリの角田裕毅(AP)
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 レースが3度中断する大荒れの展開の末、総合3連覇を狙うレッドブルのマックス・フェルスタッペン(オランダ)がポール・ツー・ウインで開幕戦バーレーンGP以来今季2勝目、通算37勝目を挙げた。オーストラリアGPは自身初優勝。3番手から出たメルセデスのルイス・ハミルトン(英国)が2位で今季自身初の表彰台を確保し、アストンマーチンのフェルナンド・アロンソ(スペイン)は3戦連続の3位となった。

 1周目にフェラーリのシャルル・ルクレール(モナコ)がコースアウトでリタイア。7周目に6番手を走行していたウィリアムズのアレクサンダー・アルボン(タイ)がクラッシュしてレースは中断した。その時点でトップはハミルトンだったが、再開後の12周目にフェルスタッペンがハミルトンを抜いて先頭に。2番手から出たメルセデスのジョージ・ラッセル(英国)は18周目にマシントラブルでリタイアした。

 54周目にハースのケビン・マグヌセン(デンマーク)がクラッシュしてタイヤが外れ、レースは再び中断。残り2周からスタンディングスタートで再開されたものの、1コーナーでクラッシュが次々と発生してアルピーヌのピエール・ガスリー(フランス)とエステバン・オコン(同)、アルファタウリのニック・デフリース(オランダ)、ウィリアムズのローガン・サージェント(米国)がリタイアとなった。残った12台で再開前の番手からレースは再開され、セーフティーカー先導のローリングスタートでようやくフィニッシュを迎えた。

 開幕から2戦連続11位だったアルファタウリの角田裕毅は10位に入り、今季初入賞で1ポイントを獲得した。12番手から出て最初のレース中断時に8番手へ浮上。マシンのスピードが全く上がらずに順位を落としたが、レース再開のたびに冷静にマシンを操り、11番手でフィニッシュ。5番手だったフェラーリのカルロス・サインツ(スペイン)に最後の多重クラッシュで5秒のタイムペナルティーが科され、順位が1つ上がった。地元凱旋レースとなったマクラーレンの新人オスカー・ピアストリ(オーストラリア)が8位で初の入賞を果たした。

 ▽決勝順位

 (1)フェルスタッペン(レッドブル)

 (2)ハミルトン(メルセデス)

 (3)アロンソ(アストンマーチン)

 (4)ストロール(アストンマーチン)

 (5)ペレス(レッドブル)

 (6)ノリス(マクラーレン)

 (7)ヒュルケンベルク(ハース)

 (8)ピアストリ(マクラーレン)

 (9)周冠宇(アルファロメオ)

 (10)角田裕毅(アルファタウリ)

 (11)ボッタス(アルファロメオ)

 (12)サインツ(フェラーリ)

 リタイア ガスリー(アルピーヌ)

 リタイア オコン(アルピーヌ)

 リタイア デフリース(アルファタウリ)

 リタイア サージェント(ウィリアムズ)

 リタイア マグヌセン(ハース)

 リタイア ラッセル(メルセデス)

 リタイア アルボン(ウィリアムズ)

 リタイア ルクレール(フェラーリ)

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2023年4月2日のニュース