F1角田が相模原市のホームタウンアスリートに認定「相模原は都会すぎず、意外と知られている」

[ 2022年12月29日 16:57 ]

相模原市ホームタウンアスリートに認定された角田裕毅(右)。左は同市の本村賢太郎市長
Photo By スポニチ

 F1ドライバーの角田裕毅(22=アルファタウリ)が地元・神奈川県相模原市の「ホームタウンアスリート」第1号に認定され、29日に同市役所で認定式に出席した。抽選で当選した市内外のファンや応援団約200人が詰めかけた市役所のロビーは熱気に包まれ、28日にイタリアから帰国したばかりの角田は「第1号として認定していただき、凄く光栄に思う。相模原市以外に住んでいないので、海外から帰ってくると心地よく、故郷だなと感じる」と笑顔。10月のF1日本GP(三重健鈴鹿サーキット)を現地観戦した本村賢太郎市長(52)は「72万人の相模原市民も活躍を誇りに思っている。これからも世界の舞台での活躍を願っている」とあいさつした。

 F1参戦2年目の22年は7位が最高成績で入賞4回、ドライバーズポイントは17位だったが、「かなりパフォーマンスは上げられたと思う。チームメートのピエール・ガスリー選手(フランス)ともと渡り合うことができて、レースでも多く勝つことができたので23年シーズンに向けて自信にもつながった」とコメント。アルファタウリは製造者部門で10チーム中9位に終わり、「目指す結果で終えられなかったが、悔しさをバネに来年はチーム、ドライバーが一丸となってチームチャンピオンシップ5位を目指して頑張る」と巻き返しを誓った。認定式後のトークショーでは日本GPやチームの裏話などを明かし、サイン会や記念撮影でファンと交流した。

 角田は「自分が生まれ育ったところで、今までなかった賞をいただけたのは自信やモチベーションにもつながる」と喜びを口にし、相模原市のPRをリクエストされると「津久井湖ですかね。湖と自然が多い。普段のレースは人が多いので、リラックスできるし、自然(がある場所)に行って非現実を味わうのが好きなので。あと、相模原市は意外に有名で、全国の人も神奈川県の相模原市と知っている。都会すぎず、意外と知られている」と力説。正月は実家で過ごすそうで「まずは日本食を食べたい。もつ鍋が好きだし、友人と居酒屋へ行きたい。海外にはないので。日本のおつまみとか最高じゃないですか? 餅が好きなので、お雑煮も楽しみにしている」と目を輝かせた。

続きを表示

2022年12月29日のニュース