異例のドライバー交代 3度衝突事故のクビアト降格 18歳フェルスタッペンが昇格

[ 2016年5月6日 12:04 ]

レッドブルからトロロッソへの降格が発表されたクビアト

 自動車F1のレッドブル・タグ・ホイヤーは5日、ドライバーのダニール・クビアト(ロシア)に代えて、15日決勝のスペイン・グランプリ(GP)からトロロッソ・フェラーリの18歳、マックス・フェルスタッペン(オランダ)を起用すると発表した。クビアトはトロロッソのドライバーになる。

 今回の交代劇の引き金になったのは1日決勝の第4戦ロシアGPで、22歳のクビアトがセバスチャン・フェテル(ドイツ、フェラーリ)と2度の衝突事故を起こしていた。また、前戦4月17日の中国GPでもクビアトはフェテルと接触事故を起こしており、2戦で3度の事故にレッドブル・ホーナー代表もドライバー交代を示唆していた。

 トロロッソはレッドブルの子会社的存在で若手育成を目的とするチーム。オランダ国籍で元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペンを父にもつ、マックス・フェルスタッペンは昨シーズン史上最年少の17歳でトロロッソからデビューし、2度の4位入賞を含む8戦でポイントを獲得。今季も開幕戦から3戦連続で入賞を飾っていて、将来のチャンピオン候補として注目を浴びている。

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2016年5月6日のニュース