可夢偉「F1で戦い続けたい」先行き不透明も強い意志

[ 2014年11月1日 18:48 ]

小林可夢偉

 所属チームのケータハムが次戦の第17戦米国グランプリ(11月2日決勝・テキサス州オースティン)を欠場することになった小林可夢偉が1日、「F1で戦い続けたい」と同地でコメントした。

 フェイスブックで最新コメントを発表。米国GPは欠場となったものの、「とにかくいま来年に向けてのアプローチが重要なのでオースティンに来ました」と会場を訪れていることを明かし「僕はF1で戦い続けたい。そしてこのF1を日本でもっとたくさんの人に知ってもらいたい。F1にはそれだけの価値があります」と熱い思いを吐露。

 今後の見通しが立たない厳しい状況にはいるものの、「F1にとって日本はすごく大切なマーケットだし、日本の自動車メーカーにとっても、F1そしてモータースポーツの人気が上がれば、さまざまな可能性を生み出すと思います」と日本にとってのF1の意義を説き、「なによりも、F1で戦いつづけることで、日本の子供たちがこれからもF1に将来の夢を見られるようにしたい」と自身の戦いによって子供たちの希望を絶やさないようにしたいと意欲も見せた。

 「お金の問題が先行する現在のF1で、シートを維持することは非常に厳しいです」と現状を冷静にとらえる一方で、「それでもチャレンジして、小さい頃から夢見ていたことを達成したい。いまはF1に残ることしか考えていません」とF1ドライバーとしてまたマシンに乗る望みを捨てない強い意志を明らかにした。

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2014年11月1日のニュース