可夢偉 最速ラップ記録も10位に終わる

[ 2012年4月16日 06:00 ]

F1中国GP決勝でフェルナンド・アロンソの前を走る小林可夢偉

中国GP決勝

(4月15日 上海国際サーキット)
 自己最高の3番手グリッドから発進したザウバーの小林可夢偉(25)はスタートで出遅れて10位に終わった。中嶋悟(89年オーストラリアGP)以来となる日本人2人目の最速ラップを40周目にマークしたが、鈴木亜久里(90年日本GP)と佐藤琢磨(04年米国GP)に肩を並べる3位表彰台はならなかった。

 スタートで7番手に順位を落とした。「動きだしは良かったが、なぜか全然伸びなかった。原因は分からない」。スタート直後に両サイドから他車に抜かれると苦しいレース展開を強いられ、終盤に同僚のセルヒオ・ペレス(22)を抜いて入賞がやっとだった。

 レースはメルセデスのニコ・ロズベルグ(26)がポール・ツー・ウインで初優勝し、チームも55年以来57年ぶりの勝利。元世界王者ケケ・ロズベルグを父親に持つドイツ人はヒルとビルヌーブ親子に続く3組目の親子優勝となった。

◇F1第3戦中国GP決勝成績◇ (1周5.451キロ=56周)
1 N・ロズベルグ(メルセデス) 1時間36分26秒929
2 J・バトン(マクラーレン・メルセデス) 20秒626遅れ
3 L・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス) 26秒012遅れ
4 M・ウェバー(レッドブル・ルノー) 27秒924遅れ
5 S・フェテル(レッドブル・ルノー) 30秒483遅れ
6 R・グロージャン(ロータス・ルノー) 31秒491遅れ
7 B・セナ(ウィリアムズ・ルノー) 34秒597遅れ
8 P・マルドナド(ウィリアムズ・ルノー) 35秒643遅れ
9 F・アロンソ(フェラーリ) 37秒256遅れ
10 小林可夢偉(ザウバー・フェラーリ) 38秒720遅れ
11 S・ペレス(ザウバー・フェラーリ) 41秒006遅れ

☆最速ラップ=小林可夢偉1分39秒960、

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2012年4月16日のニュース