中古車販売台数が過去最低

[ 2009年10月13日 16:26 ]

 日本自動車販売協会連合会(自販連)が13日発表した2009年度上半期(4~9月)の中古車販売台数(軽自動車を除く)は前年同期比7・3%減の191万5934台となり、1978年の統計開始以来、過去最低となった。

 景気悪化による消費不振や、新車販売の低迷で走行距離の短い良質な中古車の流通が少ないことが響いた。自販連は「消費者のコストへの意識が高くなっている。(09年度の)下半期も楽観することはできない」としている。
 車種別では、小型乗用車が5・6%減の86万6771台、小型貨物車も5・9%減の13万1572台となり、それぞれ過去最低。普通乗用車は7・4%減の76万3792台だった。
 小型乗用車は中古車市場に占める割合が大きく、良質な中古車が市場に出ない影響を強く受けた形だ。小型貨物車は長期的に販売の下落傾向が続いており、景気悪化が拍車をかけたとみられる。
 9月の中古車販売台数は、前年同月比13・0%減の29万7784台となり、8カ月連続で前年割れ。9月としては85年以来、24年ぶりの低水準となった。

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2009年10月13日のニュース