5月の自動車生産 減少率最大の41%

[ 2009年6月29日 16:18 ]

 日本自動車工業会(自工会)が29日に発表した5月の自動車国内生産台数は、前年同月比41・4%減の54万2282台と8カ月連続で減少し、5月としては最大の下げ幅を記録した。各社の在庫調整が進み下落幅は3カ月連続で縮小したが「力強さはみられず、まだまだ低いレベル」(自工会)にとどまっているのが実情だ。

 輸出も55・9%減の23万3217台と、依然として低水準。世界の自動車市場の冷え込みは続いており、しばらくは厳しい局面が続きそうだ。
 国内生産は、乗用車が40・7%減の47万38台。トラックは45・0%減の6万7180台、バスは50・2%減の5064台といずれも大きく落ち込んだ。低公害車向け優遇税制について、自工会は「数字には効果が表れていない」としている。
 輸出は、市場の低迷が著しい米国向けが53・0%減の8万506台と大幅に減少。欧州向けも60・2%減の5万3606台となった。

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2009年6月29日のニュース